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タイトル:農業にまつわる沖縄の方言

サブタイトル:2.沖縄のことわざ

「クミ チュチブン ティンカラー チュターラ ナティ ミーユン」

(米一粒も、天からは一俵になって見える)

食べ物の大切さを説くことわざで、たとえ一粒の米であっても天の神様からは一俵の大きさに見える。だから決して粗末にしてはならないという意味。

 

「デークニヌ ウンジレー、 イサグスイン ウウラン」

(大根が出まわれば、医者薬も売れない。)

大根が収穫される季節になると医者の薬は必要ないという意味。島大根は旧十二月ごろから市場に出まわり、旧正までよく食され、消化をよくする働きがあって、肉料理の多い沖縄では油ものと大根を組合わせたり、餅を食べた後に取り入れるなど工夫されています。胃腸の調子を整えるほか風邪の予防にも効果があります。

 

「ハル チュクティ、 シチ マティ」
(畑を作って、節を待て。)

作物にはそれぞれ、種や苗を植え付ける時期が決まっており、収穫を増やすには、時節に備え前もって畑を耕しておくことが必要になる。だから、畑をしっかり耕して、植え付けの時節がくるのを待てという意味。

 

「アマダイミジヤ ソーユージケー」

(雨垂れ水は醤油使い。)

水は醤油のように大切に使わなければならない。日照りはいつくるか予想できないものだから、ふだんから節水を心がけよという意味。

 

「ウスヌ ピサ ミスズ」

(牛の足跡に三粒。)

粟の栽培方法を示したもので、粟を栽培していた時代に、粟の種をまくときの目安になるもの。

 

「コクウ ガミ マタフサ ヲ トゥリ」

(穀雨までに 二度草を取れ。)

田草取りの時期を示したもので、穀雨の時節までに、二回目の田草取りを済ませておきなさいという意味。穀雨とは、二十四節気のひとつで、時期は四月二十日ごろから五月五日ごろまでの期間。穀雨には全ての穀物をうるおし育てる春の雨という意味です。

 

「パリ ヌ パギ ティヤ ニャーン ヌス ヌ パギ ヌドゥ アイ」

(畑にやせ地とはなく、主のなまけがある)

もともと畑に、肥えた畑やせた畑の別があるのではなく、畑の主の手入れ次第で、肥えた畑にもなれば作物の育たないはげ地にもなる。要は主の心がけひとつだという意味。

 

「マキュヌ ガーイ ユイサ フサトゥイヌ ガーイユ ッスゥ」

(蒔いた自慢より草取りの自慢をせよ)

穀物の種を広く蒔いたからといって、その広さを自慢するな。作物の収量は畑の面積よりも、むしろ手入れの善し悪しによって決まるものであるから、自慢するなら草取りの回数で自慢せよという意味。

 

【参考文献】

書名 : 「沖縄・宮古のことわざ」
著編者 : 佐渡山 政吉
出版社 : ひるぎ社
出版年 : 1998.10

書名 : 「黄金言葉 ウチナーンチュが伝えることわざ200編」
著編者 : 仲村優子
出版社 : 琉球新報社
出版年 : 1997.4

 


 

 

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