沖縄の地域資源である水溶性天然ガスの試掘調査(西原町)による初の沖縄県産ヨウ素の製造について

令和元年6月25日

内閣府沖縄総合事務局

 

沖縄の地域資源である水溶性天然ガスの試掘調査(西原町)による

初の沖縄県産ヨウ素の製造について

 

 株式会社合同資源(東京都中央区)及び株式会社祭温(沖縄県那覇市)により、西原町において、平成29年度から実施していた水溶性天然ガスの試掘調査が終了し、その試掘により採取された水溶性天然ガスの随伴ヨウ素から、初の沖縄県産ヨウ素が製造されましたので報告します。

 沖縄本島中南部には地質調査の結果、水溶性天然ガス(沖縄の地域資源)層の存在が明らかとなっており、エネルギーセキュリティーの観点や地産地消のエネルギーとしての利活用が期待されています。

 ヨウ素は、水溶性天然ガスに附随するかん水に含まれ、生活に深く関わっており様々なヨウ素関連製品が存在しています。

 この度、高純度の沖縄県産ヨウ素の製造が実証されたことで、沖縄における地域資源を活用し、民間の活力を活かした事業展開の取り組みに対し、民間企業や行政、関係機関等が連携・協力し推進していきます。

 

1.日時

    令和元年6月27日(木)14:00

 

2.場所

    沖縄総合事務局経済産業部会議室(那覇第二地方合同庁舎2号館 9階

  

3.内容

 (1)西原町の試掘調査結果及び初の沖縄県産ヨウ素製造について

                            (株式会社 合同資源・株式会社 祭温)

 (2)地域資源・水溶性天然ガス資源に対する期待について         (沖縄県・西原町)

 (3)水溶性天然ガス・県産ヨウ素を活用した産業振興について

                                (沖縄総合事務局経済産業部)

 (4)その他

(本発表資料の問い合わせ先)

内閣府沖縄総合事務局経済産業部環境資源課

担当者:引野、與那嶺

TEL:098-866-1757 FAX:098-860-3710

 

 

 

 

 

参 考

1.水溶性天然ガスについて

  ①沖縄における水溶性天然ガス

    ・1959年琉球大学の兼島清教授によって、初めて報告された。

    ・工業技術院地質調査所が実施した第1次(昭和35年度)~第6次調査(昭和44年度)に渡る天然ガス資源調査によって明らかとなった。

    ・本当中南部の島尻層群には、性格を異にする2種の水溶性天然ガス鉱床が存在する。

    ・下層に胚胎する熱分解ガス、上層に胚胎する微生物ガスが賦存する。

    ・沖縄県は、平成23年度に地震探査、平成24年度~26年度にかけて試掘調査を実施した。

 

②水溶性天然ガスの特徴

  ・上層に胚胎する天然ガスは、微生物起源のメタンガスである。

  ・天然ガスは水に溶融しており、大量の水(かん水)を伴って生産される。

  ・かん水は化石海水起源であり、ヨウ素を豊富に含んでいる。

 

2.水溶性天然ガス・随伴ヨウ素を活用した産業について

   ①水溶性天然ガスの利用可能性

     ・ガス利用発電

     ・都市ガス供給、圧縮天然ガス供給

     ・天然ガスコージェネレーション

 

②かん水の利用可能性

  ・温泉利用(宿泊施設等)

  ・エステ、スパ

  ・タラソテラピー、バーデハウス

 

③ヨウ素の利用可能性

  ・ヨウ素化合物等を利用したヨウ素関連製品

   造影剤、殺菌防カビ剤、工業用触媒、医薬品、液晶関連、安定剤、

   飼料添加物、添加塩、除草剤、その他