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【事例@】一度加入した冠婚葬祭互助会は解約できないのか

 5年前、友人に誘われてAという冠婚葬祭互助会の会員になった。毎月3千円を90回支払えば、葬儀の時にAのサービスを会員価格で安く利用できるということだった。母のためにと思って契約したが、先日の母の葬儀には利用しなかったので解約することにした。Aに解約して積み立てたお金を返してほしいと話すと、「この契約は葬儀に利用するという約束なので、解約はできない。次に葬儀があるときに使ったらいい」と言って断られてしまった。解約はできないのだろうか。

アドバイス

 冠婚葬祭互助会とは、互助会の会員になって一定の月掛金を一定期間払い込めば、「結婚式」や「お葬式」などが会員価格でサービスを受けられるという会員制の会社のことです。少ない掛け金でサービスが受けられるという利便性はありますが、そのサービスをいつ利用するかはその性質上事前に決めることができません。またサービスを受けるまで時間に隔たりがある場合が多いのです。

 互助会は加入者が申し出ればいつでも解約をすることができます。しかしその際には手数料が差し引かれることがあります。それぞれの契約約款に基づいて行われますので、まずは約款にどのように書かれているか、確認しましょう。

 互助会のトラブルの多くが、勧誘に際し互助会の規約や契約内容について十分な説明が行われなかったことやメリットのみを強調されたために事実を誤認してしまったことなどがあげられます。また契約から時間が経ち、契約時の記憶が薄れていることも原因と考えられます。

 互助会は、親世代が「残された家族に迷惑をかけたくない」と思い契約をしたり、子世代が「親の万が一のために」と考え加入したりすることがあります。しかしそれぞれが互いに黙って契約を進めると、一方の利用ができず無駄になってしまうこともあります。契約をするときには、家族に相談し、同意を得てから契約するなど、くれぐれも慎重に行いましょう。

(参考)
 冠婚葬祭互助会業を営むには年間の販売額が1千万円以上の場合、経済産業大臣の許可が必要です。また契約が長期間にわたり、サービスを受ける前に事業者が経済的に破綻するなどの危険があるため、会員から事前に集金した前受金の2分の1を保全することになっています。

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